トマト農家って?
『美味しんぼ』での海原雄山氏のこのセリフ…
「旨いのはトマト自身の手柄じゃないか、作った人間が偉いわけじゃない」
これは、否定したいトマト農家の方が多いんじゃないかな?
同じ品種であっても、作り手によって味が異なるのはあたりまえ、
作り手の知識、観察、経験、努力、想い… そして、環境。
そんなものがごちゃっと詰まって、トマトはトマトとして店頭に並ぶ。
だから、トマトはトマト農家のプライドそのものと言えるかも。
でも、わたしにとって、主役はやっぱりトマト!であって、
やっぱ、旨いのはトマト自身の手柄だよなぁ… って思ってます。
わたしたちにできることって、与えられた条件、環境の下、
時には𠮟咤激励することがあったりもしますが?
それぞれのトマトがそれぞれの個性を最大限に発揮できるよう仕えるってことだけだし。
トマト農家って、オーケストラの指揮者的な… って思ってます。
テンポを決めながら、イメージやコンセプトを伝え、
ひとつの作品としてまとめ… 創り上げていく。
奏者の努力によって創り上げられたその作品が、多くの方々にとって、
思いもよらぬ感情との出会いとなれば、いいのになぁ… って思ってます。
はい、まだまだ未熟で、その域には達していませんが、
わたしにとって、その感情は【笑顔】ってことになりますね。