〜トマトって凄いよ!妙薬編〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
少しずつ日常が戻りつつありますが、まだまだ、油断ならぬ、
そしてこれまでとは違った生活様式で過ごしていかねばなりませんね。
世の中は動き出したものの、学校などはゆっくりと様子を見ながらのスタート。
母親としても、移行期に慣らしていかねばなりません。
生活様式が変わったといえば、ヨーロッパ諸国ではずいぶんとコロナ前とは変わったようです。
イタリアでは家で靴を脱ぐ生活になりつつあるとか。
街中のハグもなし。
日本のスタイルに近づいてきているのかなと感じました。
そんなイタリアのナポリ。
メキシコからスペインにもたらされたトマトが、
ナポリにやってきたのは16世紀半ばだそうです。
食用となるには時間がかかりましたが、料理に欠かせない存在となったのはもちろん、
他に妙薬として使われていたようです。
トマトの葉を用いたトマト茶は、健康維持として就寝前や起床時に飲まていたようですし、
トマトの葉を擦り付け、虫さされの痒みや炎症どめにも用いられていたようです。
また、火傷の塗り薬として、薄切りトマトをのせて炎症を抑えたり、
日焼け対策としても、トマトの切り口を炎症部分に撫で付けて冷やしていたようです。
風邪対策としては、トマトジュースを起床時に飲むこともされていたとか。
これらはわたしのトマトバイブルでもあります、
内田洋子氏、シルヴィオ・ピエールサンティ氏著の「トマトとイタリア人」に綴られていますので、
良かったら読んでみてください。
トマトって凄いなぁと実感できる一冊です。
尊敬するトマトの作り手さんオススメの本です。
昨年、一昨年とこの時期には、トマトセミナーを開催しており、
そこでもこういったお話はご紹介させていただいておりました。
このようなセミナーでのメインはやはり数品種のトマトの食べ比べです。
去年は兵庫五国連邦(U5H)の食べ比べ。
摂津(神戸・阪神)・播磨・但馬・丹波・淡路の五国それぞれの人気のトマトを食べていただきました。
もちろん、こちらとまとや中村阮さんのプチぷよやぜいたくトマトも登場し、
人気を博したことは言うまでもありません。
なかなか数品種を、一度に食べ比べることはありませんし、
それぞれの味わいに真摯に向き合うこともなかなかありません。
ご自身のお好みを見つけていただけたかと思います。
トマトの好みは千差万別ですからね。
また、来年にでも、開催できたら、ぜひいらしてくださいませ。
自粛が解けて外に出るとかなり気温が上がっていることに気づきます。
梅雨も始まるでしょうし、どなたさまも体調にはお気をつけください。
暑いからと冷えたものばかり召し上がりませんように。