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〜from Mozambique “ガリーニャ”〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。

もっと暑い5月を迎えるのかと思いきや、さほどな気がします。

ここから一気に夏模様になるのかと、ドキドキハラハラしております。

急な夏のような日々は身体がついていけません。

 

紫外線に関しては、これでもかというくらいトマトを食べているのできっと抗えるはず!

と言い聞かせております。

 

トマトに多く含まれるリコピンは、紫外線から肌を守ってくれる効果が期待されるので、

このトマトのとびきり美味しい季節にたらふく食べておきましょう。

 

先月、待ちに待った「いなみトマト祭り」が開催されましたね。

今年もトマト狩り体験ツアーに同行させていただきました。

トマト愛をみなさまと分かち合った時間はかけがえのない時でした。

それぞれの想いを込めて作られたトマトたちを手にしたみなさまの笑顔の素晴らしいこと。

幸せが繋がっていくさまを見て、トマトのヤサイコトバが平和であることを実感しました。

 

「ひょうごのトマト王国」稲美町から飛び出して世界へ。

トマト祭りが開催されていた頃、大阪の夢洲にて大阪・関西万博が開幕しました。

先月のコラムを書いていた頃に想像していたものを遥かに超える印象を今は抱いています。

そこに集う多くの方々がとても楽しそうで、明るく、前や上を向いているイメージです。

ワクワク感が半端ない。

それはあらゆる国のエッセンスが集まり、広い世界を感じるからなのかもしれません。

知らない世界に触れることは、前向きになれるのですよ、きっと。

企業パビリオンはさておき、各国のパビリオンをまわると、どの国にもトマト料理が存在するのではないかという気になってきます。

おそらく、そのようなことを考えるのは私くらいでしょうね。

 

初めて、中に入ってみたパビリオンが、モザンビークでした。

名前しか知らない、どこにあるのかも、アフリカ大陸かな、というくらいの認識の国。

どのような国で、どのような課題に向き合っているのか、など綴られ、目にする色がなんとも美しく、驚きでした。

せっかくなので、初訪問の国、モザンビークのトマト料理をチェック。

作ってみました。

 

ガリーニャ〜鶏肉のトマト煮込み〜

どの国にもあるトマトとチキン。

この組み合わせは王道なのでしょう。

我が家でもよく作るトマトとチキンのメニュー。

骨付きを使うことで、しっかり出汁を出して楽しむのがガリーニャ。

モザンビークはポルトガル領であったことから、ポルトガルの料理と近しい模様。

主食であるトウモロコシ粉やキャッサバ粉で作るシマを添えて食べるようです。

唐辛子・レモン・塩からなるペーストを添えて食べることも。

 

材料はとってもシンプル

トマトペーストやトマト缶を使うようですが、今は旨みの強いトマトが溢れる季節。

ブレンダーにかけて、こちらを使います。

たっぷりめの油で、塩胡椒をして小麦粉をはたいた鶏の骨付きもも肉の表面を焼いて、取り出しておきます

 

みじん切りのタマネギを炒めて、透明になったらトマトを投入

馴染んだら鶏肉を戻し入れて、浸るくらいの水、ブイヨンを入れて煮詰めます

塩で味を整えて完成!

よく作るものに似ているけれど、旨みが違う。

骨付きでじっくり煮込み、トマトが肉の臭みをとりつつ、旨みを生み出すのでしょう。

地球の裏側、アフリカでも、慣れ親しんだ味わいのお料理が食べられていることがとても嬉しく思います。

 

万博では各国のお料理が食べられます。

なかなか普段、日本では味わえない食文化を楽しむという視点で訪れてみてはいかがでしょう。

 

来月は、どこの国との出会いがあるか、お楽しみに!

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