〜from Tunisia “シャクシュカ”〜
こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
つい先日、暑い夏が終わったかと思えば、あっという間に秋が過ぎ、気づけば師走。
2024年もあと少し。
体感は普段の装いからしても、実感がありません。
暦の日付だけが先走っているような感じです。
こちらのコラムを綴り始めたのが、2019年12月号からで丸5年が経ちました。
そんなにも時が経ったことに驚きです。
続けさせていただけること、読んでくださることに感謝です。
5年前も今も、これからも、トマトに飽くことなく、大好きです。
今年最後のトマトの旅。
まだまだ、旅は来年にも持ち越されそうなので、どこにしようかと思案。
20代の頃に、飛行機の機内誌で知り、憧れ続けている国。
これまた地中海の国、チュニジア。
今回はこちらよりお届けします。
アフリカ大陸ならではの砂漠の地があり、活気あるマーケットも楽しめ、
地中海に面した海辺にはバカンス感が漂う、ヨーロッパの人々のリゾート地。
日本からは直行便がなく、かなり時間がかかると聞き、もう四半世紀越しの夢となっています。
歴史的にも、チュニスという地で栄えていましたね。
そんなチュニジアのトマトを使ったお料理。シャクシュカ。
トマトソースの中に卵を落とすお料理です。
中東や北アフリカの伝統料理のようですが、発祥起源はチュニジアが有力説。
トマトの旨みと酸味にスパイスが効き、共に煮込んだ野菜が美味しく、パンと共に食べるのがオススメ。
すぐに仕上がるのも魅力のひとつ。
野菜はピーマンやパプリカ、タマネギを使うことが主流。
ピリッと感を出すには青唐辛子を入れるようですが、今回はまだ手に入る万願寺とうがらしを使いました。
トマトはホールトマト缶が簡単ではあるけれど、こちらのぜいたくトマトを使いました。
ニンニクをオリーブオイルで炒めて香りを出してから、タマネギも炒めます。
赤ピーマンと万願寺とうがらしも炒めて、クミンパウダーもしっかり炒めます。
トマトを加えて、果汁と共に煮込んで火を通します。
ソース状になったら、卵を落として、半熟に仕上げて完成。
パンにつけながら食べるとまぁ、よく合う。
休日のブランチにもぴったりの栄養満点の一品です。
トマトの旨みが出汁となり、調味料もほとんど不要。
バランスの取れた一皿になりますね。
是非作ってみて下さい。
やはり地中海沿岸のお料理は、五感を通じて、元気になれます。
いつか行けるのかな、チュニジア。
現地で食べてみたいです。
2024年もこちらにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。
来年も旅は続きます。
トマトが連れていってくれる世界。
どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。
師走の日々、悔いなく1日1日大切に過ごしましょ