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〜春に向けて、とまとパワーをチャージ〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
暦の上では、大寒が過ぎ去り、まもなく立春を迎えようとしています。
もう、春ですね。
とはいえ、寒さの厳しさはこれからですよね。

本来、旬が夏のトマト。
露地栽培の場合はそうなのですが、
梅雨のある日本ではなかなか味をのせるのは難しいのも現状です。
一方、施設栽培での緻密な管理により、
これからの時期にこそ味わえるトマトの美味しさがあります。
夏のトマトは水分補給にもなり得る味わい。
今の時期は凝縮された旨みがのる味わい。
近年、トマトの生産が非常に盛んな高知県では、ブランドトマトが揃う、
高知トマトサミットなるものが開催されています。
その開催は2月下旬。
2020年は315日開催)
初春から初夏に向けて、いろいろなトマトが楽しめますし、味の種類も移り変わってきます。
今年は暖冬であるからか、もうそのスタートを切っている感がありますね。

本来、夏が旬のトマト、身体にとってはどうなのでしょう。
遥か昔、まだトマトがこんなにも世界中で食べられていない、
むしろ敬遠されていた時代、忌み嫌われていた要因は、見た目やイメージなど、いくつかありますが、
そのうちの一つとして、身体を冷やすものであったこともあるようです。
薬膳でも、トマトは食べると身体を冷やす力を備えた食物に分類されています。
体内での炎症を抑えたり、血液を浄化し、解毒の作用もあるのが、冷やす食材の特徴です。
冷え性の人には、食べ方の工夫をすることで、寒い冬の時期でも、安心して取り入れていただけたらと思います。

娘は末端冷え性で、手や足先が冷たいです。
今年は大丈夫ですが、例年はしもやけにも悩まされています。
受験期真っ只中なので、少しでも身体を万全にしたいと思い、
身体の中から温めようと毎朝、お粥の生活を始めました。
いろいろなお粥を作るのが楽しい日々。
もちろん、そこにトマトも使いたくなりますよね。
しかし、これがなかなか苦戦。
前夜に、スープジャーに入れた生米が熱湯により、
翌朝にはお粥になっているはずが、ミニトマトを入れるとお粥になっていない。
何か間違っていたのかと、入れるタイミングを、変えてするもうまくいかず。
結局、あらかじめお湯に少し浸して温めておいたミニトマトを生米と一緒に入れました。
すると成功!
柔らかくなり、皮が裂けて、トマトの旨みがお粥にも移り、イメージ通りのものができました。
そこへとろけるチーズを投入して、はいどうぞ♪

やはりトマトは冷やす食材だったんですよね。
せっかくの熱湯を冷ましてしまっていたのでしょう。
更に身体を温める作用のある赤米と、冬に食べたい黒米も混ぜ、よりパワーアップ。

これからの時期でしたら、かす汁にプチぷよを入れるのはとってもオススメです。
旨みが増し、酒粕の独特な香りを爽やかにしてくれます。
口に入った時に、ささやかな喜びを感じます。

もちろん、ほかのミニトマトでも楽しめるでしょうが、
プチぷよは個性的なの皮の食感が、他の具材に馴染んで、
違和感なく食べられるように思われます。

加熱することで違った表情を楽しめるこの季節のトマトたち。
堪能してくださいね。

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