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〜盛り上がってます、ひょうごのトマト〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
この冬は厳しい寒さを感じる日々でしたが、もう立春。
今年は例年より1日早い2月3日が立春ですね。
それに伴い、節分の節句が2月2日。
このような124年ぶりという珍しい時に存在していることはなんとも貴重だなぁと感じます。
2025年、2029年と閏年の翌年は今年と同じような2月3日立春が続くそうです。
いろいろな時の変化を感じますね。

先日、宝塚阪急にて、兵庫県農産園芸科主催の兵庫県産トマトのフェアが開催されました。
とまとや中村阮さんのぜいたくトマト、ぷちぷよももちろん堂々と並んでいました。

県下の4生産者さんの特徴あるトマトが紹介されていました。
県のトマト生産の技術開発を担当している職員さんも店頭にいらっしゃり、
栽培方法などの開発にかける想いをうかがいました。
農家さんだけでなく、県でもそういった研究をされている方がいて、
その先でわたしたちが美味しい青果物を口にすることができるのだ、と改めて感じました。

買って帰ったトマトでひとり食べ比べ会を実施しました。

広い兵庫県の中のほんのひと握りの地域、わずかな生産者さんのトマトですが、
違いを堪能することができました。

宍粟〜「しそう前田農園」さんのハウス桃太郎、おいしそうとまと(フルティカ)
三田〜「中上農園」さんの桃太郎ファイト、千果
姫路〜「チームしんすけ農場」さんの姫ファーストトマト、姫フルティカトマト
そして、
稲美〜こちらの「とまとや中村阮」さんのぜいたくトマト、ぷちぷよ

<宍粟市・しそう前田農園さん>
ハウス桃太郎(大玉トマト)

揖保川水系の綺麗な地下水で育てられ、赤穂の塩で仕上げているというトマトは、
それらを感じさせる味わいでした。
自然な懐かしさを感じる爽やかさとみずみずしさ。
後味に広がるほのかな塩味が甘さを引き立ててくれます。
また、果肉のやわらかさがノーストレスで心地よく、
周りの優しい赤色とぴったりイメージそのものでした。

<三田市・中上農園さん>
千果(ミニトマト)

厳しい寒さの中でじっくり作られ、環境にやさしい栽培法で作られたミニトマト。
口にすると、しっかりとシャキッとした皮に守られた中から、凝縮した甘みが溢れ出します。
程よい水気で、少しミニトマトにしては大きめで、1個食べると、かなりの食べ応えがありました。

<姫路・チームしんすけ農場さん>
姫ファーストトマト(大玉トマト)

色々な品種の中で、農場イチオシの姫ファーストトマトは、
昔ながらのトマトの味わいを堪能できるもの。
弾力がありもちっとした食感で、
爽やかな酸味に甘さが良いバランスでのるみずみずしくジューシーな食味です。
その特徴的な形が愛おしく思えます。

<稲美・とまとや中村阮さん>
ぜいたくトマト(大玉トマト)

しっかりとした皮の向こうから、喉にまで一気に旨みが届く濃い味わいのトマト。
甘さだけでなく、酸味が抜群のバランスで備わり、まさに贅沢さを感じます。
果肉もしっかりとしていて、重厚感もあるので、
生で食べて贅沢さを堪能するも良し、調理をしてその旨みを存分に活かすも良しですね。

ぷちぷよ(ミニトマト)

さくらんぼのような見た目と感触のミニトマトは、人を惹きつけます。
皮がとても薄いので、ミニトマトの特徴である皮が口に残ることがなく、
トマトが苦手な人でも食べやすいと評判ですね。
ジュースのような甘みと旨みの中に、それだけでない酸味も程よく広がり、
ついつい何個も食べてしまうミニトマトです。

兵庫にはまだまだ個性豊かなトマトがたくさん作られています。
もちろん、兵庫だけでなく、他府県でも然り。
トマトを通じて、どんなところで育てられたのか?その土地のことを知るのも楽しいですよ。
旅が難しいこのご時世ですからね。

寒い季節だからこそ出せる味わいを是非楽しんでほしいですね。
あなたのお気に入りに出会えますように。

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