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~お正月料理にもトマトを添えて~

新年、あけましておめでとうございます。
令和になって初めて迎える新しい年。
例年以上に、新年という言葉の重みを感じます。
令和という言葉は英語で、”beautiful harmony” とも表されるそうですね。
今年も、トマトというお野菜の奏でるハーモニーを楽しみたいなと思います。

年々、おせち料理もバリエーションが豊かになっていますね。
伝統的なものは受け継がれつつも、洋風、中華風なおせちも並んでいます。
有名シェフ監修のもの、レストランで注文できるもの、
などこの時ばかりと奮発して食する風潮もありますね。
例年、私は昔ながらのお節の中から子どもたちが好みそうなものをいくつか作り、
それを携えて義理両親のもとに参ります。
ふと、考えるとそこにはトマトはいない!!
今年はトマトもお正月料理のメンバー入りをさせましたよ。

簡単にできて、おせちに馴染み、でもサラダとは少し違うものを。
昔ながらのおせちに寄り添えるものを。

プチぷよは弾力性があるので、並べた時にいい感じに落ち着いてくれます。
ヘタを取り、お尻の方に十字に切れ目を入れて、そこにきざみ昆布を入れておきます。
昆布から出る旨み成分のグルタミン酸と、トマト自身ももつグルタミン酸の相乗効果で、
味わいの幅がさらに広がります。
これだけでほのかな和の味わいに。

減塩の塩昆布を入れてみるのもほのかな塩気が広がり良いですよ。
しっかり昆布を感じたければ数本、トマトを主張させたい場合は1本でも。

ミニトマトのお浸しも旨みの塊。
和出汁1カップに味醂と薄口醤油を大さじ1ずつ入れて温まったところに、
ヘタを取ったミニトマトを入れて数分コトコト。
ミニトマトの種類やお好みの固さで時間を調節してください。
プチぷよでしたら、弾力性があるのですぐに馴染みます。
冷めるとグッと味が染み込み、たまらない味わいを日を追うごとに楽しめます。

この浸し汁にはトマトの旨みも出るので、それだけを分けておいて、
旨味調味料としても使えますよ。

そもそも赤いトマトはいるだけでなんとめでたい雰囲気。
白の食材と合わせれば紅白になり、よりめでたい。
お餅だ!
ということでお雑煮を作ってみました。
ヘタを取り、少し切れ目を入れたミニトマトを数日間白味噌に漬けておきます。
白味噌はお好みのものを、昆布出汁ベースでいかがでしょう。
お浸しでできた汁をほんの少し、加えて、最後に塩で味を整えました。
白味噌の甘さにトマトからの酸味がほのかに漂い、すっきりとした上品な美味しさ。

見た目も、お餅の白にミニトマトの赤が映えて、お正月らしい一品になります。
いつものお雑煮と違う味わいを楽しみたい時にぜひに。

今年もたっぷりトマト愛を持って過ごします🍅
皆さまにおかれましても、実り深き年となりますように。

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