〜めでたい赤をお節にも〜
新年、あけましておめでとうございます。
一年前にもこのようにご挨拶をさせていただきました。
令和になって初めての新年でした。
まさか、その新しい年がこれほどまでに激動な世になるとは、想像もしていませんでした。
晴れやかな気持ちで、希望に満ちて迎える新年。
スタンダードの基準が変わり、当たり前が当たり前でなくなり、日常とは何か?と問われ、
そんな中で自分にとって価値のあるものにより気づかせてくれた一年となりました。
日々、大変な状況下で、闘っていらっしゃる方々も大勢いらっしゃいます。
お正月なんてない、という方々も例年以上にいらっしゃることでしょう。
それでも、みなさまがなんらかの形で、少しは口にされるでしょうお節料理。
色とりどりの見目麗しいお料理が入ったお重。
めでたい紅白。
紅色を担うのは蒲鉾や金時人参。
そこに、ミニトマトも添えてみませんか。
さらにめでたさが増しますよ!
もちろん、そのまま添えても良いのですが、少し手を加えて、お節のメンバーに馴染ませてみましょう。
☆ミニトマトの柚子マリネ
瓶に作りやすい量
・ミニトマト 8個
マリネ液
・柚子 2個
・ホワイトバルサミコ酢(お好みの酢) 大さじ1
・甜菜オリゴ糖(ハチミツなどでも) 小さじ1
・塩 少々
ミニトマトは湯むきし、マリネ液に漬ける。
柚子の皮は擦りおろし、果汁は大さじ2くらい搾る。
やわらかい味わいにしたかったためホワイトバルサミコ酢を使いましたが、お好みのお酢で、酸味加減を調整してください。
液状の糖の方がなじみやすいので、甜菜オリゴ糖で甘さを整えましたが、ハチミツなどお好みで。
塩を加えて引きしめます。
一晩漬けるだけで、かなり柚子の風味が染み渡ります。
☆ミニトマトの白ゴマ味噌漬け
瓶に作りやすい量
・ミニトマト 8個
漬けだれ
・白味噌 大さじ1
・白ゴマペースト 大さじ1
・きび糖 小さじ1/2
・みりん 小さじ1
・昆布水 50cc
・塩 少々
ミニトマトは湯むきして漬けだれに漬ける。
白味噌と白ゴマペーストを合わせて馴染ませておく。
昆布水を加えて火にかけ、温まったらきび糖を加えて、溶けたらみりんを加え、塩で調味。
きび糖でも甜菜糖、三温糖などお好みの砂糖で、白味噌の味に合わせて、糖分や塩分を調整してください。
昆布水は昆布を一晩浸けた水ですが、なければ水でも。
一晩でもしっかり白味噌と白ゴマが漂う食味になりますが、より漬けておくと豊かなマリアージュが味わえます。
お正月らしく柚子で香り豊かに、そして、ゴマで優しい和の味わいのトマトが楽しめますよ。
昨年の1月コラムにもいくつかご紹介しています。
ミニトマト入りお雑煮もおすすめしています。
是非、お試しくださいませ。
このような時世だからこそ、トマトをたくさん日常的に食し、取り巻くものに負けない身体を作り、トマト愛を育み続けたいです。
どなたさまも、健やかでいらっしゃいますように。