〜カレーとトマト〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
秋真っ盛りの日々、快適にお過ごしですか。
やはり過ごしやすい季節、一年中こんな感じでいいな、と思ってしまいます。
とはいえ、そうなると、収穫できる作物は限られてしまいますので、
やはり四季があり、それぞれの季節の食べ物を味わえる方が良いですね。
先日、「日本のカレー作り」を学ぶ機会を得ました。
最近はスパイスカレーを作られる方も多く、その際にはトマトを使うことも多いでしょう。
日本のカレー(ルウのカレー)にも、やはりトマトは欠かせないようです。
実際に、市販のルウの市場調査を行いました。
スーパーに並ぶ王道のものから、こだわりのものなどを見たところ、
昔から老舗のルウ以外はすべてトマトに由来するものが入っておりました。
一番多いのはトマトパウダーです。
トマトを乾燥させて粉末にでもしたものなのでしょうか。
そして、こだわられた商品には、トマトペーストがしっかり入っていました。
さて、先日学んだ日本のカレー作りではルウから作るのですが、
しっかり米油で炒めたスパイスなどに合わせてゆくのが、米粉とトマトペースト。
これがひと塊りになってゆき、ルウらしくなるのです。
トマトはコクと旨みを出すのにもってこいだそうです。
ペーストはトマトが凝縮されたものなので、よりそれが発揮されるのでしょう。
こうして、知らず知らずにトマトは潜んでいるのです。
一方、我が子たちの一番好きな我が家のカレーはバターチキンカレー。
こちらはかなりトマトがたっぷり。
生のトマトなら大玉2個、もしくはトマトホール1缶。
ニンニク、生姜、タマネギを炒めてたっぷりのトマトを投入。
とてもカレーとは思えない風貌。
バターと数々の調味料を加えてもまだまだトマト色。
ブレンダーにかけて、ヨーグルトとカレー粉で一晩マリネした鶏もも肉を入れてくつくつ。
最後に生クリームも加えて完成。
まるでチキントマトクリームシチューのようですが、カレーなのです、ちゃんと。
トマトはあくまでも土台であり、脇役。
そして、絶対不可欠。
できれば、旨み溢れる完熟トマトで作りたいところですが、今の時期はそんなトマトの入手は難しいでしょうか。
こちらのぜいたくトマトで作ると別格ですよ。
手に入らない時はホールトマト缶でも。
さぁ、温まりましょう♪
スパイスは身体の気を巡らしてくれますよ。
さすがは世界を股にかけるトマトさま。
大活躍ですね。