〜トマトでスイーツ -ベイク編-〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
早いものでもう、2021年も残り2カ月を切ってしまいました。
アメリカではハロウィンからサンクスギビング、クリスマスと続き、ホリデーシーズンに突入、ゆるりモードになるそうです。
日本では、この後に控える師走という文字のままに、ここから駆け抜けて、年内にすべきことに追われ、追いかけの日々になりますよね。
どれだけ翌年に繋がることを成せるか、非常に大切な2カ月のように思えます。
そして、いよいよ紅葉のシーズン。
季節の移ろいを五感で感じられるとき。
見逃すことなく、慌ただしくとも、自然に寄り添う暮らしを送りたいものです。
冬の近づきと共に、トマトがまた美味しさを増してきています。
とまとや中村阮さんのプチぷよの旨みもかなり強くなってきています。
爽やかな夏のものと違い、次第に濃厚さを増しています。
そして、ぜいたくトマトもまた、堂々と誇りと共に戻ってきました。
春のピーク時に向けての成長っぷりが楽しみでなりません。
これらのトマトは、そのまま食べるのはもちろん。
加熱すると、口福感はさらにアップします。
お料理だけでなく、スイーツに使うとそのパワーも実感できますよ。
前回はひんやりスイーツでしたが、今回は火を入れたものをご紹介。
パティスリーでも、トマトを使った焼き菓子はしばしば目にします。
バジルの風味を添えてのクッキーは、スイーツでありつつ、お酒のアテにもなりえるもの。
フレッシュなトマトというより、ドライトマトが使われているイメージですね。
家庭で作るのはシンプルにフレッシュのものでぜひ。
水分を含みますので、キッチンペーパーで汁気を少し取ったり、他の材料の水分を調整する必要はありますが、
トマトの旨味を存分に活かせる味わいに仕上がりますよ。
トマトのパウンドケーキは生地に、トマトを煮詰めて作ったトマトジュースを混ぜ込み、
トップには半分にカットしたミニトマトを並べてみました。
トマト色に仕上がったケーキはトマト好きにはたまらない香りが、口に入れる前から漂い、ワクワクさせられます。
焼けたセミドライトマトのようなミニトマトは、ケーキの甘さを爽やかなものにしてくれます。
焼いたその日よりも後の方が馴染んでしっとりとした味わいになるのはパウンドケーキならでは。
煮詰めたトマトペーストを入れて作るフィナンシェのような焼き菓子も絶品。
パティシエの妹が、トマトのイベントで作ってくれました。
焼くとより旨みが増すトマト。
火を入れたスイーツにももってこいなのです。
ぜひ、この秋冬、オリジナルトマトスイーツを見いだしてみませんか。