〜今こそ!リコピン祭のガスパチョ〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
厳しい暑さが続きますが、心身ともに健やかでいらっしゃいますか。
また、感染が広がっているあのウイルス。
なかなか、思うようにいかない日々はここにありというところも否めませんね。
夏は赤いものを摂りましょうと言われます。
どうしても、血にまつわる不調が起こりやすくなるため、
薬膳的に血になると言われることから赤い食べ物が推奨されるのです。
汗をかいて、水分やミネラルを身体から失い、血が濃くなってしまい、
血栓などもできやすくなります。
赤の食材は何を思い浮かべますか?
ここではやはりトマト!ですよね。
パプリカ、赤ピーマン、スイカ、ベリー類などなど。
赤には紫も含まれるので、赤タマネギ、赤(紫)キャベツ、
そしてスーパーフルーツのブルーベリーもオススメです。
ブルーベリーは今まさに国産のものが旬真っ盛りですね。
こういったものをしっかり食べましょう。
トマトの赤さはリコピンによるもの。
5月にこちらのコラムにて、リコピンについて熱く語らせてもらったので、
気になる方はご覧ください。
〜紫外線に負けないで〜
今回はそのリコピンを凝縮したお料理のご紹介です。
ガスパチョとはスペイン・アンダルシアの野菜で作る冷製スープ。
中でも、よく知られるものがトマトのガスパチョでしょう。
真っ赤な冷製スープ。
今まさに飲みたいもの。
作り方は様々ですが、私のおすすめは赤パプリカと合わせたものです。
赤パプリカは、トマト同様にリコピンが多く含まれています。
ビタミンC含有量も非常に多いのですが、今回は長時間加熱するため、
残存量はどうでしょうかね。
分量(4人分)
・赤パプリカ 2個
・ミニトマト 大きめ8個から10個
・中玉フルーツトマト 2個
・モロヘイヤ 2茎
・オイル 大さじ1
・塩糀 大さじ1〜2
・飾り用トマト
① パプリカは丸のまま1つずつアルミホイルで包み、ミニトマトは全体をアルミホイルで包み、
耐熱容器か鍋に入れ(可能であれば蓋をして)、120℃のオーブンで1時間半加熱。
② フルーツトマトを半分にカット。パプリカは皮を剥いて種とへたを取る。
汁ごと加熱したパプリカとトマトをカットしたフルーツトマトと共に、
ミキサーかブレンダーにかける。
③ 細かく刻んだモロヘイヤをオイルで軽く粘りが出るくらい炒める。
④ ②を漉して、塩糀で調味。
⑤器に注ぎ、③と飾り用に小さく切ったトマトを盛る。
モロヘイヤやはオリーブオイルなどお好みのオイルで炒めましょう。
私はカメリナオイルという、オメガ3を含む、レタスのような香りのするオイルで炒めました。
この料理の共通項はリコピン。
そうなのです、モロヘイヤ。
モロヘイヤは王様の野菜と言われ、かなりの栄養価を誇る、夏の貴重な葉物野菜。
なんと、モロヘイヤのリコピン含有量がトマトの2倍だという発表が去年されたようです。
これはかなり驚きです。
赤くない野菜においてそのようなことがあるものなのですね。
負けてはいられません、トマトさん。