〜時にはトマトの食べ比べを〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
あら、びっくり、関西は5月のうちに梅雨入りしてしまいましたね。
そろそろ梅雨の足音が近づいていますね、と綴ろうと思っていた矢先の梅雨入り。
作物が育つ上で梅雨も必要だとは思います。
とはいえ、前倒しでやってくるのは、なんとなく夏が長くなる、
つまり暑い日々が長く続きそうに思えてなりません。
豪雨はしわ寄せが厳しいので、ほどほどの雨でお願いしたいものです。
4月に「いなみトマト祭り」が開催されましたが、
その後、私の勝手にトマト祭りも開催いたしました。
野菜ソムリエプロになって最初の年は、お花の先生とのコラボイベントで。
そこから毎年、何らかの形で開催してきました。
リアル開催できる限りは、テーマを決めて、食べ比べをするのがお決まり。
初めての年の、兵庫五国から、というテーマではありませんでしたが、
今年も、兵庫県下で生産されているトマト、ミニトマトを集めました。
私の好みのものもありましたが、食べてみたいもの、直感で出会ったものなどをご用意。
改めて、感じたのは、食味は人それぞれ、好みは千差万別だということです。
それなりの選りすぐりのものたちなので、一口食べて、これが良い!
次を食べるとこれもまた良い!
わぁ、こっちの方が好み!
と次から次へとそれぞれの味の違いをお楽しみいただけました。
各々、作り手さんのこだわりや思いが詰まったものたち。
多少の人気の優劣はあれど、食べるときの天候、シチュエーション、時間帯、体調などによって
変わってきますし、何よりも、同じ作り手さんであっても、個体差も生じます。
ただただ、感謝の気持ちになりますね。
参加者の皆さま、舌が肥えていらっしゃるのか、これは美味しいけれど、
少し盛りを過ぎているのでは、などと敏感です。
トマトとじっくり向き合う時間を過ごし、
そういったお声が聞けることが食べ比べの醍醐味かもしれません。
食べ比べと共に欠かせないのは、トマトのストーリー。
今年は履歴書としてご紹介。
そして、身上書として、見分け方、保存方法、栄養価などもお届けしました。
締めはトマトづくしのランチボックス。
こちらは中村さんのご協力の甲斐あり、全て、中村阮さんのトマトで調理しました。
ぜいたくトマト、プチぷよ、プチぷよグリーンと勢揃い。
え?これのどこにトマトが?
おにぎりは見えるけれど、卵焼き?!
アスパラとこれは?
さや大根。
これにはどこにトマトが?
いずれもぜいたくトマトとプチぷよから取ったトマト水を出汁がわりに使ったお料理。
トマト水は透明に近い水分で、見た目からはトマトの抽出液だとは分かりません。
けれども、口にした時に広がるトマトの旨み。
まさに、グルタミン酸が溢れています。
日本ではカツオと昆布の出汁が定番ですが、西洋ではトマトを出汁として使うそうで、
それが納得できる味わいです。
ちょうど、暑さが生じ、紫外線が強くなってきた頃でしたので、たくさんのトマトやミニトマトを
食べて体内からのUVケアにもなったことでしょう。
梅雨の合間、お日さまが顔を出す日は特に、ミニトマトをたくさん食べて出かけましょう。
お気に入りのトマトは定番として、時には違うトマトにも挑戦してみてくだささいね。