〜from Turkey “パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ”〜
こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
寒暖差があったせいなのか、コロナ禍でのマスク生活で免疫力が落ちていたせいなのか、
5月は風邪を拗らせていた人が多い印象でした。
5月に鼻風邪?と違和感がありましたが、我が家でも症状は異なれど、全員鼻風邪なるものに悩まされておりました。
私も、普段なら抗えるところが、気が下がっていたのでしょう、そこへ容赦無く入られた感がありました。
自分では気づきにくい気が下がっているとき、要注意ですね。
過信は禁物。
紫外線が強くなってきて、これまで以上にリコピン補充を意識する今日この頃。
トマトだけでなく、毎日スイカ。
これも心がけています。
ただ、今年のスイカはなかなか味の乗りがイマイチなようで、値段も高め、甘さも弱いようです。
昨年の長い暑さの影響がスイカに出ているのかは分かりませんが、
さまざまな作物がダメージを受けているとは耳にします。
さて、今月の世界のトマト料理。
インドからどこへ行こうか?と思っていたときに、ふと目にしたトルコのトマトを使ったお料理。
これは美味しそう!!
更に、娘が見ていた番組がトルコ特集で、これはトルコだ!と決まりました。
中国料理・フランス料理と並び、世界三大料理と称されるトルコ料理ですが、
日本では他の2つの国の料理ほどの馴染みがないですね。
シシカバブ、くらいでしょうか。
20年少し前に、訪れたトルコ。
まさに、ヨーロッパとアジアの融合で、非常に魅力的で刺激的で、楽しい国でした。
お料理も食べやすいものが多かったように記憶しています。
ご紹介するのは、長い名前のお料理「パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ」です。
トマト料理というよりもナスのお料理です。
パトゥルジャンがナス、イマムはお坊さん、そしてバユルドゥは気絶するという意味合いで、
要はお坊さんが気絶するくらい美味しいお料理なのですね。
揚げナスの中に、炒めたトマトとタマネギなどをスタッフィングするイメージです。
ただ詰めるだけではなく、スタッフィングしたものを湯で煮る。
これがトルコ流なのかなと思います。
風味として、クミンが効いています。
パクチーなどのハーブもトマトと入れて香らせるようですが、
パクチーが得意でないこと、セルフィーユがあったので、こちらを加えました。
爽やかだけど、トマトの旨み、そこにエキゾチックさを感じるクミン。
異国を楽しめる一品です。
そして、こちらのお料理と共に作ったのが「タヴク・サルマス」という料理。
トルコ風ロール・チキンです。
広げた鶏胸肉に、オリーブオイルで炒めて、とろけるチーズを絡めて塩胡椒したホウレンソウをのせて巻きます。
こちらをソースで煮込む。
ソースはトマトたっぷり。
トマトピューレにこれまたクミンを効かせたものです。
トルコ料理にはトマトがいろいろな形で使われ、クミンなどスパイスを効かせることで、
西洋料理とはまた違った味わいを出すのでしょうね。
クミンシードはしっかり油で炒めて、フワッと効かせるにはクミンパウダーを。
ぜひ、梅雨時にこそスパイスをうまく使って、滞りをなくすようにしましょう。
梅雨時にトルコ料理、ぴったりかもしれませんね。
食欲が落ちやすい梅雨時ですが、飲み物で済ますとかえって身体が辛いです。
身体を冷やさない料理で、しっかり滋養してくださいね。