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〜from Great Britain “ベイクドビーンズ”〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
この冬は暖冬だったため、桜の開花は早いかと思いきや、例年より遅いですね。
これを綴っている時点ではまだ蕾状態。
チャンスをうかがっているようにも見えます。

毎年思いますが、気候の変動があれど、咲く時期には咲く。
自然の慣わしというか、植物ってすごいなぁと思います。
トマトも最盛期を迎えようとしていますね。
いよいよ、4月は”いなみトマト祭り”です。
この日を待ち遠しく思っている方がたくさんいらっしゃることでしょう。

2月はオーストラリア、3月はニュージーランドからトマトのお料理をご紹介しました。
こうきたら次はこれらの所以の国。
イギリスです。
イギリスグルメと言うとローストビーフとフィッシュ&チップスくらいで、
あとはアフタヌーンティーやパブのイメージです。
そんな中でトマトはどう食べられているのでしょう。

«Baked Beans»
イングリッシュブレックファーストや、おやつどき、そしてパブメニューに登場するそうです。
これ単体で食べるというよりも、何かに付けたり、添えたりして食べる模様。
イギリスの国民食で、みなさん缶詰のものを食べるそうですが、
パブなどはオリジナルのものを作ったり、お手製も増えてきているようですね。
私のお気に入りのブリティッシュパブでも付け合わせにベイクドビーンズが出てきます。

私も基本のレシピを踏襲しつつ、オリジナルバージョンで作ってみました。
砂糖が入る白インゲン豆入りケチャップのようなテイストです。
和食以外でも砂糖が使われるのですね。
砂糖をココナッツシュガーにしてみました。
トマト、タマネギ、ニンニク、白インゲン豆、砂糖、そしてバルサミコ酢。
白インゲン豆は缶詰のものを使いました。
一般的には、フレッシュトマトではなく、缶詰トマト、そしてケチャップを使うようですが、
ここは旨味のあるフレッシュトマトでチャレンジ。

タマネギとニンニクを油で炒めて、色づいたらトマトを加えて煮詰めます。
かなりじっくり時間をかけて弱火でくつくつ。

それをブレンダーにかけて、ピューレ状に。

豆を加えて、好みのテクスチャーになったら、砂糖や塩、バルサミコ酢で調味。
結構甘めのものです。

これを色々なものと組み合わせて食べます。
パンを食べるにもこれを塗るだけで、栄養価も増します。
甘めなので、塩気のあるものとの相性が良いように感じます。
鱈のムニエルにかけました。
フィッシュ&チップスのお魚は鱈かその仲間ですね。
淡白なお魚を塩気きかして、相性良しです。

そして、やっぱり合わせたいのはアボカド。
生胡椒をしっかり挽いてスパイシーに。

イギリスの定番はやはり、パンにのせる、でしょう。
それだけだと甘めの味わいになってしまうので、間にカーボロネロをタマネギ糀で火入れしたものを挟みました。
タマネギ香るしょっぱさに、良きハーモニーです。

これがストックされていると、豆のタンパク質も手軽に取れるので便利ですね。
ぜひ作ってみてくださいね。

さ、来月はどこの国にしようかな。

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