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〜晩夏のトマトソース〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。

恐ろしい暑さの今年の夏。お盆を過ぎて秋の空気感もほのかに感じるも、
昼下がりのうだるような暑さからの、ゲリラ豪雨や光り続ける雷。
この異常な天候は日本だけではないようですね。
地球は大丈夫なのか?と思う日々です。

 

今年の夏は例年以上にリコピン補給をしっかりとしました。意識して、ではなく、自然と欲したのでしょう。
ミニトマトにスイカ、モロヘイヤ。毎日のように食べております。
おかげさまで、日焼け止めを塗りそびれることは多々ありつつも、紫外線ダメージはさほど受けていないように思われます。
まだまだ秋も紫外線は強いでしょうから、しっかり対策をお忘れなく。
徐々にスイカが姿を消し、トマトの賑わいが薄れてくると、本格的な秋の到来ですね。

 

圧倒的に生食することが多いトマトですが、加熱調理したり、トマト糀を作ったりもします。
普段はトマトを調理する際に、甘みを加えることはありません。
トマトが持つ、旨みと甘みを引き出していただきます。
品種の違いや、熟し度、それぞれの個体差によって、味わいは都度変わります。
フレッシュで食べる以上に違いが分かるかもしれません。これもまた楽しみのひとつですね。

 

先日、たまにはもう少し違うテイストも作ってみようと、珍しく、甘みを足して調理しました。

 

我が家のメインの甘味料は甘糀。あとは、味醂、蜂蜜、ココナッツシュガーなど。
果実をジュースやコンフィチュールにする時には、甜菜糖を使うことが多いです。
今回のトマトには、新しく入手してみたデーツパウダーを利用。デーツ(ナツメヤシ)を乾燥させ、パウダーにしたものです。
なんとなく、味わいがナチュラルに、沿いやすいかなと思いました。
ジャムのように仕上げるのではなく、あくまでもトマトの甘さの延長のような味わいに仕上げたいなとチョイス。
これがかなり良い塩梅になりました。

 

プチぷよにデーツパウダーを振りかけて、少しオリーブオイルを加えて数分コトコト。
潰して、あっという間に、即席トマトソースの完成です。

 

 

優しい甘さに、プチぷよの酸味が心地よく、抜群のバランス感でした。
スペインオムレツにかけると、さっぱりとした暑い夏でも食べやすい一品へと様変わり。
ケチャップだと甘くなりすぎてしまうところを調整できるのが良いですね。

 

 

次は、プチぷよの他に、サンマルツァーノやといった調理用トマトも合わせて、またトマトとの相方ともいえるバジリコも共に、同じように加熱。甘味料としてはやはりデーツパウダーです。調理用トマトから溢れる水分が豊かで、より滑らかなソースになりました。

 

 

こちらもスペインオムレツにはぴったりですし、豚ロースのソテーのトッピングとしても申し分ない存在となりました。

 

 

糖分なしで、オリジナルだけで作る味わいとはまた違う、より深みや幅のあるものができました。
その時に使う糖のチョイスは、使いたいお料理に合わせたら良いですね。和風にするなら甘糀。
パンケーキなどスイーツに添えるなら蜂蜜などが相性良いかもしれません。

 

ぜひ、トマトの最盛期から少し落ち着きを見せるこの時期のトマトをアレンジ加熱して、
豊かな幅のあるトマトライフをお楽しみください。

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