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〜ひょうごのトマト王国、稲美紀行〜

こんにちは、野菜ソムリエプロのMasakoALAです。
一年の3分の1が過ぎ、大型連休も終えました。ここ3年、思うように動けなかった連休でしたの
で、今年は人の流れが活発になっていたかと思います。とはいえ、物価の高騰、ホテルの宿泊は
コロナ前よりも値上がりしているとのこと。海外へ行こうものなら、さらにさらに、元手がいる
状況。
なかなか、旅行となると気合がいりますね。

我が家は、暦通りであるため連休感は乏しく、その上、私自身、諸々のお仕事をさせていただい
ておりますので、乗り越えるべき日々といったところでした。

先月は、数年ぶりに兵庫県稲美町を訪れました。
こちらは兵庫のトマト王国と謳われているようです。どれだけの人に認知されているのかは定か
ではありませんが、兵庫県の野菜ソムリエ、しかもトマトラバーとしては、それをもっと知って
もらいたい、その発信をせねば、という気持ちに改めてなりました。

目指すはもちろん、いなみトマト祭り。
JA兵庫南の直売所「にじいろふぁ〜みん」にて開催。

普段から特に週末は、開店前からお客さまが並ぶ人気の直売所。
トマト祭りとなると、熱意はさらにアップ。テーマパークの如く、開店時間を少し早めてオープ
ン。扉が開くと、カートを持った人たちがお目当てトマトを求めてダッシュ!しばらくすると、
試食を楽しみながらお気に入りを見つけて手にする方々で溢れかえっていました。直に作り手
さんに会えるのも貴重な機会ですね。

そして、今回の目玉でもある、初企画「トマト狩り体験ツアー」
トマトを狩る!?
こちらは各便2箇所の生産者さんの元へ行き、トマトを収穫するという体験。3便全てに私は同行
させていただくという、非常に貴重な経験をさせてもらいました。道中は、トマトに関する簡単
なポイントをご紹介したり、おすすめの食べ合わせを語ったり、また、子どもたちとの会話を楽
しみました。とにかくトマト好きの老若男女が集まる。そのパワーはなかなかのもの。
実際に作っていらっしゃる方も。ある方は、ここのトマトしか食べられない、ということでツアー
に参加。ところが、もう一軒のトマト農家さんのトマトの美味しさも知ることができ、食べられる
トマトが2種類に増えたと喜んでいらっしゃいました。

個性豊かなトマトたち。作り手さんの思いやこだわりが詰まっていて、それぞれの魅力が詰まっ
ていました。これを皆で享受できる幸せ。これぞ平和への道筋だと感じます。

我らが中村阮さんのプチぷよが色づくさま。

私はこの色の移り変わりを見るのがとても好きですね。
ビジュアル的に素敵なのはもちろん、生長する姿からエネルギーをいただきます。

トマトハウスを離れる時、とまとや中村阮さんのスタッフさんが見送ってくださりました。
きょうのこのイベントが執り行えたのは稲美町のトマト農家さん、にじいろふぁ~みんをはじめ、
稲美町の関係者、皆さんのご尽力の賜物、本当にありがとうございました。あの日、あの時、
稲美は笑顔が増していたことでしょう。

稲美を去る前に、中村さんが育てる、トマトではないものを見せていただきました。

ブルーベリーのお花。
なんと可愛いこと。生き物からいただくパワーは計り知れません。

万物が芽吹き、生長する季節、春。
それを存分に体感できた春でした。
さぁ、新緑が美しい、皐月の時期。
梅雨までに晴れやかな空の下、めいっぱい楽しみ、私たち人間も生長しましょう。

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